めがね堂について

2010年、学習院大学の演劇サークル「シェイクスピア・ドラマ・ソサエティ」のOBを中心とするメンバーで旗揚げ。当初から所属の俳優はおらず、公演ごとに出演者を募るスタイルで活動しています。

「めがね堂」という名前に意味はありません。

旗揚げ前、腕試しにと飛び入り参加した即興劇のイベントで、「グループ名は?」と問われて名乗ったのが「めがね堂」。メンバー全員が眼鏡をかけていたことから思いついた名前が、そのままユニット名となりました。

数度の活動休止とメンバーの増減を経て、2015年の『銀河鉄道の夜~ミヤザワケンジ・モディファイド~』より、第2期として活動を再開。同公演以降、武重守彦の脚本・演出作品を上演しています。

旗揚げ当初はコメディが中心だった上演作品は、いまでは「ダークな」「メタフィクション」などと形容されることが多くなりました。しかし、これもまた一変するかもしれません。「いま、面白いと思うもの」を、「いま、面白いと思う人たち」とお届けします。

そんな意味でも、作風や演劇観を一切標榜しない「めがね堂」というユニット名は、なかなかいいのではないかと思っています。共通するのは「演劇」であることだけ。「演劇とは?」と問われてもよくわかりませんが、いわく言い難く、「演劇」としか言い表せない時間を創りたいと思っています。

武重 守彦 プロフィール

 

脚本/演出
Twitter(@takeshigemo

 

1973年、東京都生まれ。愛知県育ち。
学習院大学法学部在学中は演劇サークル「シェイクスピア・ドラマ・ソサエティ」に所属。卒業後は書籍編集者として約10年間の会社員生活を送り、フリーライターとして独立したのを機に、めがね堂の立ち上げに参加。2015年の『銀河鉄道の夜~ミヤザワケンジ・モディファイド~』以降、めがね堂の全公演で脚本・演出を担当する。

 

 

<めがね堂以外の上演作品>

 

2018年1月 第3回神奈川かもめ短編演劇祭『机上の空論』(脚本提供。戯曲選抜チームとしての上演)
2018年5月 朗読楽団おとぎ日和第六集『パック!』~W・シェイクスピア「真夏の夜の夢」より~(脚本/演出)
2018年10月 平泳ぎ本店第5回公演『この戯曲を演じる者に永遠の呪いあれ』(脚本提供)
2019年3月 神奈川かもめ「短編演劇」フェスティバル2019『不意の晩年』(脚本提供。武重守彦×平泳ぎ本店としての上演)

 

<受賞歴>

 

2016年 第4回せんだい短編戯曲賞最終候補(『銀河鉄道の夜~ミヤザワケンジ・モディファイド~』にて)
2018年 第3回神奈川かもめ短編演劇祭かもめ賞(最優秀作品賞)、戯曲賞、観客賞(『机上の空論』にて)